副業としても人気の、ハンドメイド販売。
好きな事でお小遣い稼ぎができるのでメリットばかりに注目されがちですが、
デメリットもあります。
あらかじめデメリットも理解しておくと、販売を始めてからの「こんなはずじゃなかった!」が回避できるかもしれません。
今回はハンドメイド販売におけるメリット・デメリットについてお話しします。
メリット
好きなことでお小遣い稼ぎができる
もし「自分の好きなこと」=「お金を稼ぐことが出来る」になったら、多くの人は人生においての楽しい時間が増えていくのではないでしょうか。
筆者は作品販売をしている際にとあるお客様との会話の中で「好きなことで稼げていいわね~。」と嫉妬と羨望が混ざったようなニュアンスで言われたことがあります。
その時は「これは好きなことだけど、いいことばかりではなくて、それなりに苦労はあるのにな。」と心の中で呟いてしまいましたが、
今振り返ると、やはり好きなことでお金を頂けるというのは、とても幸せなことだなと感じます。
作る時間でリフレッシュやストレス解消ができる
作ることに没頭する時間は頭の中が整理されてストレス解消につながることもあります。
また、新作のデザインを考えたり、普段とは違うことを考えることがリフレッシュにつながることもあります。
「誰かに喜んでもらえている」という充実感がある
自分が作った物を誰かが気に入って買ってくれる、という喜びはなにものにも変え難いです。
この充実感や楽しさを知ってしまうと、ハンドメイド作品づくりにより一層熱が入ります。
新しい出会いがある
お客さんや仕事仲間との新しい出会いがあります。
そこから新しい販売ルートや新しい仕事につながることもあり、それまでの「家庭」「仕事」「友人」とは違う世界が広がっていきます。
デメリット
場合によっては在庫を抱えることになる
自分の作ったハンドメイド作品が必ず売れるという保証はありません。
しかも大切な自分の作品だからこそ、売れないからといって捨てることもできません。
そのため、売れない場合は在庫として保管し続けることになります。
作ること以外にも時間を取られる
ハンドメイド販売にまつわる作業は、お客さんやハンドメイド販売サイトとのメールのやり取り、作品発送の準備、宣伝のための作品撮影など、多岐に渡ります。
そして、そういった連絡が来るのは、必ずしも自分にとって都合の良い時間とは限りません。
家族とのプライベートな時間や友人とのバカンス先で、そういった対応をする可能性もゼロではありません。
仕様の変更や修理が発生することがある
例えば、
「プレゼント用にラッピングして欲しい。」
「ピアスからイヤリングに変更して欲しい。」
「ファスナーが壊れたので直して欲しい。」
というリクエストはよくあります。
お客さんのリクエストにどこまで寄り添うかは作家次第なので自分で決めることが出来ますが、
ハンドメイド作品を作って売る、ということ以外にこういったリクエストが来る場合があるということを頭の片隅に置いておくと、戸惑いが少ないかもしれません。
思ったよりも稼げないことがある
作品を販売するとなると、
販売サイトの手数料や配送料など、作品を作るときにかかるコストだけではないコストがかかります。
ハンドメイド販売の際に自分で価格を決めますが、
販売サイトやハンドメイドマーケットなどによって販売時の手数料が違います。
事前に、1箇所だけではなく複数の販売サイトの手数料を確認して、
おおよそどのくらいの手数料がかかるのか把握した上で作品価格を決めるとこういったことは防ぐことが出来ます。
最後に
「好き!」という気持ちがあると何か問題が起こったとしても、
いつの間にかその壁を乗り越えていたりします。
やはり「好き」に勝ることはないのでは?と思います。
ハンドメイド作品の販売をしていて、
もし何か困難な出来事に出会ってしまった時には
ぜひこの「好き!」という気持ちを思い出してみてください。